7月6日、UAE1部リーグのアル・ジャジーラは「広州富力から韓国代表MFパク・ジョンウを獲得した」と公式発表した。
契約期間は3年。先日日本代表MF細貝萌と交渉していることを明かしていたアル・ジャジーラであるが、同じアジア枠のボランチを獲得したと言うことは、可能性は低くなったと言えそうだ。
中国が急速に力を付けているサッカー界であるが、元祖金満リーグの中東もまだ負けてはいない。欧州と同じ秋春制であり、さらにマーケットがやや長いということで、東アジアよりも有利な状況にもある。
既に元スペイン代表MFチャビ・エルナンデスがアル・サッド(カタール)、元スペイン代表FWセルヒオ・ガルシアがアル・ラーヤン(カタール)、オーストラリア代表MFマーク・ミリガンがバニ・ヤス(UAE)、元オランダ代表FWライアン・バベルがアル・アイン(UAE)へと移籍している。
また、先日アサモア・ギャンを中国に売ることを決めたアル・アイン(UAE)は、その資金を使って大物を獲得しそうだ。
噂になっているのは、ナイジェリア代表FWエマニュエル・エメニケ。『Africanfootball』によれば既に選手が合意しているとのことで、プレミア移籍も噂された話題の選手が中東へ行くかもしれない。また、チリ代表FWエドゥアルド・バルガス、チェルシーのナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルにも手を伸ばしているそうだ。
そして、かつて森本貴幸選手が所属していたことでも知られるアル・ナスルは、ポルトが保有権を持つポルトガル代表FWシルヴェストレ・ヴァレラ、アル・アハリを退団したチリ代表MFルイス・ヒメネスに接近しているようだ。
また『L'Equipe』は「マルセイユに所属していたフランス代表DFロド・ファンニがアル・アラビ(カタール)と交渉中である」と報じている。
今年もマーケットをかき回す存在になりそうな中東と中国。その動きからは目が離せない。