プレミアリーグにおけるイングランド人選手の移籍金最高額を更新したFWラヒーム・スターリング。

リヴァプールからマンチェスター・シティへの移籍で発生した移籍金は、4900万ポンド(およそ94億8000万円)だと報じられている。

今回の移籍によって、スターリングはイングランド人選手としての移籍金最高額を更新するだけでなく、20歳以下の選手としての移籍金最高額を更新。弱冠20歳にして、二つの「レコードブレーキング」を達成したのであった。

スターリングがシティへと移籍する前、イングランド人選手としての移籍金記録を持っていたのは、アンディ・キャロルだった。2011年、ニューカッスル・ユナイテッドからリヴァプールに移籍した際に発生した移籍金は3500万(現在のレートで67億7000万円)であった。

スターリングは4年ぶりにこの記録を更新したわけだが、イングランド人選手における移籍金最高額を英国『Mail Online』がグラフとしてまとめていたのでご紹介。

イングランド人選手の移籍金最高額は、わずか23年で10倍ほどに膨れ上がっていることが分かる。

ガスコインからスターリングまで錚々たる顔ぶれが並んでいるが、その詳細は以下の通り。

1992年
ポール・ガスコイン:550万ポンド(現在のレートで10億6000万円)
トッテナム→ラツィオ

1995年
アンディ・コール:700万ポンド(現在のレートで13億5000万円)
ブラックバーン→マンチェスター・ユナイテッド

1995年
スタン・コリモア:850万ポンド(現在のレートで16億4000万円)
ノッティンガム・フォレスト→リヴァプール

1996年
アラン・シアラー:1500万ポンド(現在のレートで29億円)
ブラックバーン→ニューカッスル・ユナイテッド

2000年
リオ・ファーディナンド:1800万ポンド(現在のレートで34億8000万円)
ウェストハム→リーズ

2002年
リオ・ファーディナンド:2910万ポンド(現在のレートで56億3000万円)
リーズ→マンチェスター・ユナイテッド

2011年
アンディ・キャロル:3500万ポンド(現在のレートで67億7000万円)
ニューカッスル・ユナイテッド→リヴァプール

2015年
ラヒーム・スターリング:4900万ポンド(現在のレートで94億8000万円)
リヴァプール→マンチェスター・シティ

リオ・ファーディナンドは二度に渡って記録を更新。中でも2002年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際に発生した2910万ポンドという額は、10年近くにわたって破られることはなかった。

近年ではアタッカーやストライカーに大金を投じる流れがあるだけに、DFとしてこれだけの記録を作ったファーディナンドの凄さが改めて窺い知れる。

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