7月18日、『Corriere dello Sport』など各メディアは「エラス・ヴェローナに所属しているギリシャ代表DFヴァゲリス・モラスの兄ディミトリスが白血病により死去した」と報じた。

昨年夏にFC東京への入団が噂されたヴァゲリス・モラス。それは実現しなかったものの、ワールドカップ終了後に1歳上の兄ディミトリスへ骨髄を提供したことで話題を集めた。

急性白血病患者であったディミトリスはオーストラリアの病院に入院しており、ヴァゲリスは昨年7月、そして今年1月と2回にわたって骨髄移植を行うなど治療に協力してきた。

エラス・ヴェローナもそれに全面的な協力をし、試合で彼らを応援するためのシャツの着用、昨季末にはオークションで2800ユーロ(現在のレートでおよそ37万円)を集めるなど経済的支援などを行ってきた。

しかし、残念ながらディミトリスの病状は回復せず、7月17日の夜に状態が急変し息を引き取ったとのことだ。

なお、エラス・ヴェローナは19日に行われるスッドティロルとのフレンドリーマッチにおいて喪章を着用するとともに、試合開始前に黙祷を行うことを発表している。

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