北京国安の監督を務めるグレゴリオ・マンサーノ氏は、自身のTwitter上で中国代表FWチャン・チェンドンがスペイン1部ラージョ・バジェカーノに移籍するとコメントした。

チャン・チェンドンは1989年2月9日生まれの26歳。ミランのプリマヴェーラでトレーニングをした際には正式に契約を結ぶことを検討され、20歳でポルトガル3部のマフラに移籍したレギュラーとしてプレーした。

その後、2010-11シーズンに一部昇格したウニオン・レイリアへと移籍を果たし、デビュー2試合目で途中出場から得点をあげて結果を残すと、スタメンに定着。中国代表でも活躍しており、2013年からは北京国安でプレーしていた。

そんなチャンが所属していた北京国安の監督を務めるのは、マジョルカなどを指揮したグレゴリオ・マンサーノ氏だ。ラージョ側からの公式発表はまだないが、同氏によればチャンのラージョ移籍は決定しており、「幸運を祈る」というメッセージが添えられている。

リーガではこれまで日本人や韓国人、イラン人やタイ人などがプレーしているが、中国人選手はこれまでおらず、仮に移籍が実現すればチャンはリーガ史上初の中国人選手となる。

ラージョは中国系企業の「銭宝」と胸スポンサー契約を結んでいる。

リーガでは他にもバレンシアの下部組織が中国人で占有されているという現状もあり、レアル・マドリーはインターナショナル・チャンピオンズ・カップの中国ラウンドに参加。ラージョだけでなくスペイン中のクラブが中国というマーケットを意識し始めているようだ。

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