7月24日、イングランドサッカー連盟(The FA)は「ロザラム・ユナイテッドに所属している元スコットランド代表DFカーク・ブロードフットに対し10試合の出場停止処分を科した」と発表した。

当該の事件は3月14日に行われたロザラム・ユナイテッド対ウィガン・アスレティックの試合で発生したものである。

この試合のウィガンの2得点はいずれもジャーメイン・ペナントのFKからであったが、MFジェームズ・マクリーンが倒された場面の判定を巡っては「ダイブではないか」と両チームの監督やメディアも巻き込んだ大きな騒動になった。

この時には誰も退場したわけではなかったのだが、倒れたマクリーンに対してブロードフットが暴言を吐いていたことをサポーターが目撃しており、おそらくそれが報告されたものだろうとメディアでは推測されている。

その言葉の内容については詳しく伝えられてはいないが、宗教的なものであったとのこと。ブロードフットはプロテスタントであるが、ジェームズ・マクリーンはカトリックであり、この宗派間の問題に関する暴言であったと報告されている。

そしてブロードフットに対しては10試合の出場停止、7500ポンド(143.9万円)の罰金、そして教育プログラムの受講義務が科せられることになった。

なお、10試合というのは「言葉の問題による出場停止」としては英国サッカーの歴史上で最長となり、2011年にパトリス・エヴラに対する人種差別行為で処分を受けたルイス・スアレスの8試合を超えるものとなる。

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