7月28日、『Telegraph』は「トッテナム・ホットスパーに所属しているルーマニア代表DFヴラド・キリケシュは、イタリア・セリエAのナポリ加入に近づいている」と報じた。

記事によれば、既にクラブ間の交渉については合意に達しており、移籍金は450万ポンド(約8.7億円)で決着したとのことだ。

残っているハードルはキリケシュ自身が条件に同意すること、そしてメディカルチェックの通過の二つであるという。

ただ、報道によれば既にキリケシュは28日夜にミラノに到着しており、本日ナポリのプレシーズンキャンプに合流する予定であるとのこと。メディカルチェックは29~30日の間に行われ、5年の契約を結ぶ可能性が高いようだ。

ヴラド・キリケシュは1989年生まれの25歳。ベンフィカの下部組織に所属した経験もあるが、国内に戻ってプロデビューを果たし、2012-13シーズンに所属したステアウア・ブカレストでの活躍で名を上げたセンターバックである。

トッテナム・ホットスパーには2013年8月に950万ユーロの移籍金で加入したが、プレミアリーグでは2シーズンで25試合しか起用されておらず、主力とはとても言えない状況となっている。

そのため昨年末からチームを離れるという噂は根強く、1月にもローマから買い取りオプション付きの半年ローンというオファーを受けていたと言われている。

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