プレミアリーグのトッテナムは現在のチームの人員削減を目指しており、オファーに耳を傾ける準備があるようだ。
『Telegraph』によれば11人の選手の将来が不透明になっているという。移籍ウィンドウの閉鎖期限である今月末までに放出したいと考えており、指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノと会長のダニエル・レヴィの目標は25人まで絞ることを望んでいる。また、人員削減の上で、さらなる補強も検討しているため、11人の中から5人ほど放出したいようだ。
選手別ではアンドロス・タウンゼントは既にQPRのターゲットになっているようだ。だが、トッテナムは元イングランド代表のアーロン・レノンに対するオファーも受け付けており、両者を放出するという考えはない様子。QPRはタウンゼント獲得のためにロイク・レミを条件の一部として提示する考えているようだ。しかし、その場合、ロベルト・ソルダードの処遇が問題となるようであり、ソルダードの放出が決まった場合、ポチェッティーノはQPRのオファーを受け入れるかもしれない。
ベルギー代表のナセル・シャドリも売却候補の1人。本人は残留を望んでいるようであり、トッテナムが獲得を狙っているメンフィス・デパイの取引の一部となる可能性が噂されているが、PSV側はシャドリを取引に含める事は望んでいないようだ。
DFのマイケル・ドーソン、ブノワ・アス=エコト、カイル・ノートンらも放出候補。ヴラド・キリケシュにはローマが関心を示している。代わりの補強候補にはビジャレアルのマテオ・ムサッキオの名前が浮上している。アトレティコ・マドリーのトビー・アルデルヴァイレルトも以前は補強候補であった。アトレティコ・マドリーはアルデルヴァイレルトの放出に乗り気といわれている。
レヴィ会長が最も獲得を望んでいるのはサウサンプトンのモルガン・シュナイデルリンだ。しかし、シュナイデルリンの獲得にこぎつけたとしてもトッテナムの中盤は飽和状態にあり、サンドロ、エティエンヌ・キャプー、そしてムサ・デンベレらに対するオファーを受け付けているとのこと。サンドロについては元トッテナム指揮官であるアンドレ・ヴィラス=ボアスが率いるゼニト・サンクトペテルブルクが興味を持っているようだ。
以上の選手たちの放出を望んでいるトッテナム。ドーソンやノートンには600万ポンド(およそ10億円)、サンドロは1500万ポンド(およそ25億円)、ソルダードは1300万ポンド(およそ22億円)、そしてタウンゼントかレノンに1000万ポンド(およそ17億円)というプライスタグを設定しているようだが、思惑通りに物事を進めるには時間が少し足りなくなりつつある。