マンチェスター・ユナイテッドでの冒険は7年半で幕を閉じた。
Accord pour le transfert de Rafael da Silva qui va signer un contrat de 4 ans => http://t.co/VJQWOuMMEn
#teamOL pic.twitter.com/1aGzLTUE4l
— Olympique Lyonnais (@OL) 2015, 8月 3
2008年1月、ラファエルは双子の兄ファビオとともにフルミネンセからマンチェスター・ユナイテッドへと移籍してきた。双子のサイドプレーヤーということで大きく注目され、ユナイテッドでは兄弟でサイドバックを務めたこともある。
2012-13シーズンにはプレミアリーグで28試合に出場していたラファエウだったが、2014-15シーズンの出場試合数はわずか10試合に限られており、このほど退団が決定した格好だ。
さて、そんなラファエウの退団を知ったマンチェスター・ユナイテッドMFマイケル・キャリックがこんなツイートをしていた。
8 yrs? Took me 4 to tell the difference between you n Fab Good luck Raf, will miss you mate. It's been a pleasure
https://t.co/BsVMk4zjvB
— Michael Carrick (@carras16) 2015, 8月 3
「(ラファエウが来て)8年になるって?おまえとファブ(ファビオ)の見分けがつくのに4年はかかったな。グッドラック、ラフ。寂しくなるよ。(一緒にプレーできて)嬉しかった」
風貌がそっくりなことで知られるラファエルとファビオ。その区別は難しく、あのアレックス・ファーガソン監督もはじめは見分けがつかなかったという。
そんな両選手の区別について、「4年はつかなかった」とツイートしたキャリック。もちろんこれはジョークなのだろうが、なんとなく愛を感じるツイートである。最後は後輩に温かいエールを送り、新天地での活躍を祈った。
ちなみにこのキャリックのツイートだが、日本の受験生にとって勉強になりそうな表現が使われているのでこの際に復習しておこう。
"take"は時間の経過を表す動詞。しかし、その使い方は少し特殊であり、このように"take+人+時間+to V"で「人がVするのに時間かかる」と使う。これと同じ使い方をする動詞に"cost"があり、"cost+人+金額+to V"で「人がVするのに金額かかる」となる。どちらも一般的には"It"を主語にとる。
また、"tell"という英語は日本では「~を話す、言う」という意味だけが知られているが、他動詞には「~が分かる」という意味もある。
そのため、"tell the defference"の意味は「違いが分かる」、つまり「見分けがつく」という意味になる。