5日、東アジアカップの韓国戦を控える日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督。
6月に行われたシンガポール戦では攻めながらもゴールを奪えず、先日行われた北朝鮮戦では1-2の逆転負け。ハリルホジッチ監督にとっても、大きな節目になりそうだ。
ハリルホジッチ監督、新戦力の台頭を期待 ~EAFF東アジアカップ メンバー発表~SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は7月23日、来月2日から始まるEAFF東アジアカップ2015を戦うメンバーを発表し、新...
Posted by サッカー日本代表 on 2015年7月23日
さて、そんなハリルホジッチ監督と言えば、就任以降、全ての公式記者会見をYoutubeで生中継している。
これはハリルホジッチ監督の意向が反映されていると見られ、これまで文書で発表されていた代表メンバーは、監督のプレゼンで明かされるように変わった。Qolyではその全文を文字起こししており、ハリルホジッチ監督の言葉を目に見える形でまとめている。
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ハリルホジッチ監督の記者会見を聞いていると、気付くことがある。それは、これまでの会見の中で好んで用いている言葉があるということだ。
では、そんなハリルホジッチ監督が記者会見の中で最も使用する「言葉」は一体何なのだろうか?
記者会見の時間は限られており、そこで発せられた言葉がハリルホジッチ監督の思考の全てではない。しかし、そうした言葉にハリルホジッチ監督の想いが込められており、繰り返し用いられた言葉から監督が大事にしているものくらいは見えてくるかもしれない。
今回は、これまでに行われた三度の代表メンバー発表会見でハリルホジッチ監督が使った言葉を調べ、最も頻度が高かったものをまとめてみる。
なお、ハリルホジッチ監督の記者会見では招集した選手について一人一人コメントするのが恒例となっている。そのため、どうしても説明のためには頻発が避けられない言葉が発生しており、重要度が高いものとは思えない以下の言葉は除外する。
準備、リスト、プレー、怪我、試合、映像、バックアップメンバー、能力、クオリティ、可能性、ポテンシャル、信頼、期待、向上、発展、伸びる、チャンスを掴む
監督という立場であれば当然抱く感情(「期待している」、「能力が高い」等)はできるだけ省き、ハリルホジッチ監督の思惑や意図を感じる言葉を編集部Sの判断でグルーピングし、使用頻度の多い言葉を並べた。
今回抜粋する言葉は、あくまで樋渡群氏が通訳した言葉である。さらに、言葉というのは文脈によって意味や主張が変わってくるため、ここでは何かしらの主張はすることはしない。読者の方がそれぞれ解釈していただければ幸いである。
人間 / 人間性(3回)
「彼もプレーヤーとしても人間としても結構期待しています」
―6月、森重について
「とにかく戦うし、人間性にもポジティブなものをたくさん持っている選手です」
―6月、岡崎について
「人間性もしっかり発見できたらな、と思います」
―7月、柏木について
何かをもたらしてほしい(3回)
「ほとんどの試合に出ていますし、彼がチームに何かをもたらしてくれると思います」
―6月、谷口について
「日本代表に最ももっと大きなものをもたらしてほしい」
―6月、本田について
「彼らもしっかり良い経験をして、リーダーとしてこのチームに何かをもたらしてほしいなと思っています」
―7月、GKについて