8月に行われる東アジアカップに向け、23名の日本代表メンバーを発表したヴァヒド・ハリルホジッチ監督。
会見は日本サッカー協会のYoutube公式チャンネルで生中継されたのだが、今回はその代表メンバー発表会見の全文をお届けしよう。
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※できる限り口語のまま掲載
霜田 正弘(日本サッカー協会技術委員長)
「皆さんこんにちは。霜田でございます。
東アジアカップのメンバーが決まりまして、これから皆さんにご報告します。
この大会は皆さんもご存知の通り、2年前の大会では、この大会で活躍した選手が最終的にはブラジルワールドカップのメンバー23人に何名か入るということになりました。
今回も海外、ヨーロッパでやっている選手はなかなか呼べませんので、国内で活躍をした選手が日本代表として国の誇りと責任を持って戦ってくれると信じていますので、皆さんご声援を宜しくお願い申し上げます。以上です」
ヴァヒド・ハリルホジッチ(日本代表監督)
「コンニチハ。
長い時間をかけて、全てのリーグ戦を全てのテクニックスタッフで視察に行ってきました。
3週間前に50人のリストを皆さんの前で発表したわけですけども、この50人のリスト以外にもクオリティを見せてくれた選手もいます。50人の中に入っていない彼らも、次の新しいリストを作った時に入る可能性があります。
50人のリストの話に戻しますと、若い選手をたくさん選びました。
これは、たくさんのプレーヤーに私のメッセージを伝えたいということでもあります。そして、この代表A(代表チームの中心メンバーのこと?)に入るためにより野心をもってよりたくさんのトレーニングしてほしいというメッセージでもあります。
たとえば、この50人のリストの中には(所属チームで)ベストメンバーに入っていない選手もいますね。ただ若い選手です。オリンピックチームに入っている選手もいます。能力はあります。
そして、向上と伸びる可能性もかなりあります。彼らが頑張らなければいけないところです。彼らの価値と能力を私に見せる時が来ていますね。
最初の日から皆さんの前で言っていますけれど、日本代表はすべての選手に開かれている。
ここのリストに入る資格があれば、問題なく呼ぼうと思っています。それは海外でプレーしていようが国内でプレーしていようが関係ないです。海外に行っている選手も若いですし。
ただ、残念ながらこの50人のリストを発表してからここまでの間に、11人ほど怪我をしてしまいました。
これは50人の20%以上になります。これは少し警告として受け取った方がいいと思います。なぜこんなにも怪我が起きてしまったのか。
私はこれに関して考えがありますけども、ちょっと怪我人の人数が多いと思います。この中からさらに23人に絞るということで、かなり難しい状況が起きています。
そして東アジアカップですけども、カレンダーのことをも少し考えなければいけない。
霜田さんもさきほど言いましたけれど、私たちにはとにかく野心があります。常に同じ野心を抱いています。
それを全て見せることができるかどうかは私には分かりませんけども、この大会においてはかなり難しい影響もいろいろと想定しています。