日本代表を率い、初のワールドカップアジア予選を戦ったヴァヒド・ハリルホジッチ監督。

試合前日の記者会見では「罠」という言葉を用いてシンガポール戦の難しさを表現したが、試合結果はハリルホジッチ監督が危惧した通りのものとなった。

ハリルホジッチ監督、集中と丁寧な仕事を要求 ~FIFAワールドカップ予選シンガポール戦へ~SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は6月15日、2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選初戦のシン...
Posted by サッカー日本代表 on 2015年6月15日

周知の通り、結果は0-0のスコアレスドロー。格下相手に23本ものシュートを放ちながら、日本代表はゴールを奪うことができなかった。

しかし、ワールドカップ予選がこれで終わったわけではない。研究熱心なハリルホジッチ監督は、また一からスカウティングを積み重ねるだろう。

さて、そんなハリルホジッチ監督だが、現役時代もプロ選手として活躍していた。

旧ユーゴスラビアのFKヴェレージュ・モスタルでプロキャリアをスタートさせたハリルホジッチは、その後ナントやPSGといったフランスのクラブでもプレー。

旧ユーゴスラビア代表としてもプレーするなど実力派のアタッカーであったのだが、その名を欧州中へと知らしめた大会があった。

それは、U-21欧州選手権である。

2年に一度開催されるこの大会は、アンダー世代の欧州王者を決める大会。2015年大会は17日にチェコで開幕し、これまで数々のスター選手を輩出するなど世界的にも注目されるコンペティションだ。

そんなU-21欧州選手権は今大会で20回目。

過去の大会MVP(ゴールデンプレーヤー)にはルイス・フィーゴやファビオ・カンナヴァーロ、アンドレア・ピルロ、ペトル・チェフといった選手たちが輝いているのだが、何を隠そうこの大会の初代MVPがヴァヒド・ハリルホジッチなのだ。

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