バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表FW、トーマス・ミュラーは、25歳という年齢でワールドカップ通算10ゴール。質と量を兼ね備えたオフザボールの動きに決定機での集中力を備えており、昨年ブラジルの地で最多得点記録を16ゴールへ更新した代表の同僚ミロスラフ・クローゼを超えるのは彼だといわれている。

この通りヤンチャで闘争心に溢れるほか、現役のアタッカーの中で“狡猾さ”という意味ではかなり上位の選手。先日のアウディカップでもこんなシーンが見られた。

Jリーグなどでも見慣れた光景だが、セットプレーで相手のマークをはがすためGKを使ってあれやこれやの攻防。ただ、ミュラーの動きが巧みなためミランのDFホドリゴ・エーリが四苦八苦する様子がとらえられている。

この位置関係になってしまっては、ボールを視野に入れながらミュラーの動き出しを捕まえることは不可能。ちょっとした場面だがこれだけを見ても守備側にとって非常に厄介な選手であることがうかがえる。

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