3位、FWウェイン・ルーニー/当時エヴァートン/16歳297日

2002年8月、グディソン・パークでのトッテナム戦に先発。66分間でのプレーでそのクオリティを垣間見せた。なお、伝説となっているアーセナル戦のスーパーゴールは2002年10月19日のこと。この2年後にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍、近年のプレミアリーグにおける最高の選手のひとりとなった。イングランド代表のキャプテンでもある彼はプレミアリーグ史上3番目となる185ゴールをマークしている。

2位、DF・MFリース・オックスフォード/現ウェストハム/16歳236日

アーセナルとのデビュー戦では、本来のDFではなく4-3-3のアンカーとしてプレーし、称賛を受けた。その若さに見合わない成熟と安定を見せつけた。イングランドU-17代表のレギュラーでもある彼はこの試合で最も高いパス成功率(95%)を記録。リーグ屈指の強力な相手MF陣と相対したにも関わらずである。2011年にウェストハムのアカデミー入りする前には、トッテナムから断られたというエピソードを本人が明かしたとか。

1位、FWジョセ・バクスター/当時エヴァートン/16歳198日

2008年8月のWBA戦に名を連ねたバクスターは2-1の勝利に貢献してみせた。イングランドU-16、17代表でもあった彼はすぐに新たな契約にサインしたが、2012年に退団するまでにエヴァートンでプレーできたのは合計7試合に留まった。その後は3部リーグでプレーしており、昨季は3部シェフィールド・ユナイテッドで10ゴールをマーク。ただ、今年5月のドラッグテストにひっかかり、チームから出場停止を科された。


オックスフォードを含めウェストハムやエヴァートンといったクラブが比較的若い選手を積極的に起用する傾向があるようだ。もちろんチーム事情もあるだろうが。

そして、この1試合だけで退団している選手もいるというのは、若くしてデビューしたからといって必ずしも成功するとはいえないサッカー界の厳しい現実を表していると言えそうだ。

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