昨年3月、ホッフェンハイム戦で右膝靭帯を部分断裂したバイエルンMFティアゴ・アルカンタラ。
ティアゴは5月にも同箇所を痛め、スペイン代表としての出場が確実視されていた2014年ワールドカップも棒を振る結果に。精神的にも大きなショックを与えた怪我となった。
その後、さらにティアゴは10月のトレーニングで内側靭帯を断裂しており、長期離脱と苦しいリハビリ生活を余儀なくされていた。
そんなティアゴは昨シーズンの4月に行われたドルトムント戦で、ついに復帰を果たす。
今シーズンは、DFLスーパーカップとブンデスリーガ第1節でともに出場しており、元気な姿を見せている。そんなティアゴ・アルカンタラがこのほど、自身のFacebookにこんな映像を投稿した。
#Thiago371 Episode 1/4#Thiago371 I hope you like the first episode!
Posted by Thiago Alcantara on 2015年8月19日
「みんながこの第一話を気に入ってくれることを願うよ」というコメントともにティアゴが投稿したこの映像は、自身の負傷からリハビリを経て戦線復帰するまでのドキュメント映像である。
映像のタイトルは"Thiago371"。
371というのは、ティアゴが負傷した2014年3月29日から、復帰を果たした2015年4月4日までの総日数である。そう、ティアゴは実に1年以上の間公式戦から遠ざかっていたのだ。
映像は復帰戦となったドルトムント戦前後のペップ・グアルディオラ監督の記者会見の様子からスタートしており、かなり凝った作りになっている。
ティアゴは冒頭、「371という数字は、あなたに何を思い起こさせますか?」という質問に対しこう答えている。
ティアゴ・アルカンタラ(バイエルン)
「1年より長いね。
プレーできない時間だと考え、膝の怪我を治療しようとした。」
この後映像ではティアゴの痛々しい傷跡がクローズアップされたり、ティアゴを報じるメディアの様子も収められている。まさに「ドキュメント」と呼ぶに相応しく、個人がFacebook上で公開するものの中ではかなりのクオリティになっている(もちろんティアゴが全て編集したわけではないだろうが…)。
これでまだ全体の1/4であるというから驚きであるが、ティアゴがいかにしてこの辛く険しいリハビリ生活を乗り越えたを知るには最高の映像となっている。