『Guardian』は「今夏リヴァプールに加入したブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、加入のきっかけやこれまでの2ヶ月を語った」と報じた。
今夏ブラジル代表の一員としてコパ・アメリカに参加し、その後2900万ポンド(およそ56.2億円)という大きな額でリヴァプールに加入したロベルト・フィルミーノ。
インタビューを受けた彼は、キャリアのスタートでサンパウロのトライアルに落選したこと、ドイツでの経験、そしてリヴァプールに加入した理由などを語っている。
ロベルト・フィルミーノ
「(キャリアのスタートについて)
僕はサンパウロでは適切なトライアルを受けることが出来なかったんだ。サッカーをさせて貰えなかったし、受け入れられなかった。つまりボールを触らせて貰えなかったんだ。
それはフィジカル面の評価だった。そして、僕は上手くやることを試みるチャンスも与えられなかったんだよ。
しかし、次の週に僕はフィゲイレンセでもう一つのトライアルを受けたら、すぐに受け入れられた。違った評価基準があったからだ。
それは時にサッカーにおいては起こることだ。しかし、僕は成功することを疑ったことは決してないよ」
「(リヴァプールでは献身性も評価されている)
僕はブラジル人であることをとても誇りに思っているが、しかし4年半の間プレーするチャンスを与えてくれたドイツにも感謝しているんだ。
僕は完全にサッカーの方法を変えたんだ。ドイツはよりタフで、試合の展開が速く、戦術的で、そしてマークが厳しいんだ。それは僕にとって素晴らしい経験になった。
ブラジルの選手であることを誇りに思うと同時に、ピッチ上の自分はブラジルとドイツのハーフであるように考えているよ」
「(リヴァプール移籍を選択したことについて)
僕はコパ・アメリカの前にリヴァプールからの関心を知っていた。ルーカス・レイヴァとフィリペ・コウチーニョがここでプレーしていたことを知っていたから、とてもいい選択肢だなとすぐに思った。
代表チームでフィリペとは共にプレーする機会があった。そして、それが僕にとって大きなチャンスになるだろうとも思っていた。
彼は、リヴァプールはビッグチームで、大きなチームスピリットを持つ偉大なクラブだと教えてくれた。そして選手達は本当に温かく歓迎してくれたので、自分自身でもそれを経験したことになるね」
「(まだプレミアリーグでのスタメン出場がないが、ヘンダーソンの怪我でチャンスが来るかもしれない)
僕はそれを目指して一生懸命努力しているよ。それは目標だ。
しかし、今チームの中には良い競争がある。そして、監督は誰が試合に先発出場しなければならないかを理解している。
僕が出来るものの全ては、チャンスが巡ってきたときに準備を整えておけるように、努力をし続けることだよ」
「(フィリペ・コウチーニョとは?)
ロナウドやロナウジーニョのように上手くやるのは誰でも難しいだろうが、僕とフィリペは彼らに近づくため、ブラジル代表でもベストなコンビになるために最善を尽くしているよ。
ワールドカップのドイツ戦で起こったことは見苦しい物だった。しかし、新しい選手は物事を変えられるだろうし、ブラジルにはまだ成功を収めることができる多くのタレントがいることを見せられると思う」