レイヴァン・クルザワ(モナコ)

モナコの下部組織で育成された万能レフトバックは、2部時代にデビューしてから数年で世界に認められる存在になった。

がっちりとした体格で強靱なフィジカルを誇り、ボールを持てば高い技術を発揮し、ゴール前に飛び込めば得点にも絡んでくる。かつては前線で起用されたこともあり、何をやらせても一流だ。

キャリアの頂点に登ろうとする彼は、『EURO2016は自分の目標だ』と宣言する。そのために移籍の魅力に抗っているかのようだ。PSGからの打診もあっさりとあしらわれている。

パトリス・エヴラ、リュカ・ディーニュ、ブノワ・トレムリナスらとポジションを争う立場であるが、決して彼が劣るところは何もないはずだ。

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