25日、UEFAチャンピオンズリーグのプレーオフ2ndレグが各地で行われ、バレンシアはモナコと対戦。

試合は1-2で敗れたものの1stレグでの“貯金”もあり、2戦合計3-4でバレンシアがモナコを制し、3シーズンぶりとなるCL本戦への出場を決めた。

グループステージに進む32チームのうち、ストレートインの権利を手にしているのは22チーム。残りの10チームがプレーオフで決定し、今回はそのうち5チームが勝ち抜けを決めたことになるのだが、今回のプレーオフの結果でCL史上初となる出来事が発生した。

バレンシアがCL本戦への出場を決めたことで、CLに参加するスペインのチームが5つになったのだ。

これまで、UEFAから一協会に与えられる最大の出場枠は「4」であった。このルールにより、例えばイングランドでは2012-13シーズンにトッテナムがCLへの出場権を手にできなかったという経緯がある(前シーズンにリーグ6位のチェルシーがCLで優勝したため、出場権はそちらへ渡っていた)。

しかし、今シーズンからレギュレーションが変更され、前年度のUEFAヨーロッパリーグ王者に翌シーズンのCL出場権が付与されることになった(詳細はこちら)。それにともない、単一協会からの最大出場クラブ数は「5」へと変更になったのだ。

スペインではリーグ戦の上位3クラブにCL本戦へのストレートインの権利が与えられている(今季でいえばバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー)。昨シーズンのCLを制したのはバルセロナであったことから、EL王者としてCLプレーオフを戦うはずだったセビージャにストレートインの権利が与えられ、この時点でスペインの4チームがCL本戦への出場権を手にしていた。

そしてこのほど、昨シーズンのリーグ戦4位チームであるバレンシアがプレーオフを制したため、スペインから5チーム目となるがCL進出チームが誕生したのだ。

CLの歴史上、一協会から5つのクラブがCLに出場したケースは初めてのことである。こうしたケースは複数パターン考えられるが、少なくともUEFAランキングで6位以上の協会でないと起こりえない。

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