来週ミッドウィークからスタートする、UEFAチャンピオンズリーグのプレーオフラウンド。
数シーズン前からUEFAはプレーオフの放映権も一括で管理するようになり、テレビ中継では試合前にお馴染みのイントロも流れることになっている。グループステージの開幕はまだだが、いよいよ新シーズンのCLが開幕するという感じである。
今回は、そんな世界最高峰の大会であるCLで優勝経験のない現役選手から世界最強の11名を選んでみようと思う。
当たり前だが、CLで優勝できるのは1シーズンに1チームしかいない。さらに、CLほどの舞台では欧州を代表するクラブが死力を尽くして戦うため、ビッグイヤーを獲得するのが容易ではないのだ。名称が現在のものに変わった1993-94シーズン以降、いまだ連覇を成し遂げたチームが現れていないという事実がそのことを物語っている。
では、フットボーラーであれば一度は憧れるビッグイヤーを未だ手にしていない選手の中には、果たしてどのような名選手が存在するのだろうか。
ユーゴスラビア代表や北欧、190cm以上、35歳以上、ワールドカップ未出場、イケメンといったこれまでの企画同様、選出は編集部Sの独断によるものである。現役サッカー選手の中からCLでの優勝経験がない選手でドリームチームを選ぶ。
「CLで優勝した選手」という定義だが、ここでは「CLで優勝したチームに在籍し、そのシーズンのCLで少なくとも1試合に出場した選手」とする。つまり、チームがCLで優勝していても、そのシーズンのCLで出場機会がなかった選手は「CLで優勝した」とは呼ばないことにする。
また、CLでのキャリアの浅い有力選手は世界に数えられないほどおり、そうした選手で11名を組むことも可能だ(ネイマールやジエゴ・コスタなど)。
しかし、今回の企画では、どちらか言うと「CLでの実績があるにもかかわらず優勝していない選手」を多く紹介したいため、できる限りそうした選手を中心に集め、バランスを見ながらドリームチームを選んだ。
システムは4-4-2。DFの表記は右から順にしている。出場試合数に関するデータは、UEFA.comを参照している。