チェルシーが超大型補強に乗り出していると報じられている。

欧州の移籍ウィンドウの閉鎖まであと数日となり、どのクラブも最後の補強を目指している中、昨シーズンのプレミアリーグ王者は総額1億400万ポンド(およそ194億円)の資金で2人のビッグネームを狙っているという。

『Mirror』や『Telegraph』が報じるところによれば、ターゲットはユヴェントスのフランス代表MFポール・ポグバとエヴァートンのイングランド代表DFジョン・ストーンズであるという。

移籍ウィンドウは現地時間の9月2日、午後6時まで。開幕ダッシュに失敗したジョゼ・モウリーニョ監督はポグバ獲得の要請を行ったとのことであり、かねてよりのターゲットであるストーンズの獲得も強く願い出たという。

ポグバについてはユヴェントスが7000万ポンド(およそ130.7億円)と値付けしており、ストーンズについては3400万ポンド(およそ63.4億円)以下ではエヴァートンは売却しないと言われているが、そもそもチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチがこの金額を許可するかどうかは非常に怪しいところだ。

またユヴェントスの根幹であるポグバ獲得は非常に難しいだろう。アルトゥロ・ビダルとアンドレア・ピルロは既にクラブを去っており、レアル・マドリーからフリーエージェントで獲得したサミ・ケディラは負傷で離脱している。代役を獲得するには余りにも時間が足りない。

一方でストーンズは移籍を志願したと報じられている。エヴァートンが公式に認めた上で拒否したことも明らかになっているが、チェルシーはデッドライン移籍を諦めていないはずだ。現実的にはストーンズの獲得にこぎつけられるかどうかという情勢だろう。

【次ページ】今夏、チェルシーやマンチェスター・シティは補強にいくら使ってる?