9月1日、『Sky Sports』は「かつてアーセナルで活躍したティエリ・アンリ氏は、古巣が新しい選手を獲得出来なかったことについて論評した」と報じた。

マーケットの終盤でエディンソン・カバーニ、カリム・ベンゼマ、ゴンサロ・イグアインなど多くの選手との噂が流れたものの、最終的には誰も獲得することが出来なかったアーセナル。

これまでの2年間はメスト・エジル、アレクシス・サンチェスと大型補強に成功しただけに、やや失望のマーケットになった。

評論家を務めているティエリ・アンリは、一流のクラブで良いプレーをしている選手を獲得するのは不可能に近いと話しつつ、このままではリーグは勝てないと答えた。

ティエリ・アンリ
(評論家)

「私は、ボスがベンゼマを望んだのかどうかは分からない。しかし、まず選手がこちらに来たいと思わなければいけないことだからね。

世界最高のクラブで毎週良いプレーをしている人物に対してオファーを送るときに、いったい何が出来るだろうか?

アーセンが誰も獲得したいと思っていなかった……とは、私は思わない。彼が『私はいかなる選手も獲得する気はない』と本当に言ったのなら別だけどね。しかし、彼は『もし可能ならば、誰かを獲得することを試みる』と話していた。

しかし、カリム・ベンゼマがレアル・マドリーでプレーしている、そしてエディンソン・カバーニがPSGでプレーしている、そんな時にどうするか? 先週末にまた得点しているのに? それは難しいものだよ。

私は、彼が誰も獲得したくなかったわけではないと思う。誰もが思うように、彼は選手を引き入れたかった。しかし、それは起こらなかった」

「今、アーセナルは既にシティから5ポイント引き離されている。また彼らはホームで勝っていないし、2試合はオウンゴールで勝った。今、オウンゴールがガナーズのチーム得点王だからね。

今見る限り、彼らがリーグを勝ち取りそうには思えない。しかし、アーセンはこのチームで優勝することは可能で、十分に良いものだと思っているだろう。それは彼の特権だしね。

私は、彼が選手を連れてこようとしていたと思うし、そうすべきだったが、それは出来なかった。しかし、私はまだこのチームには何名かの選手が必要だったとも感じている」

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名