3日、欧州各地でEURO2016予選が行われ、グループAでは注目の一戦オランダ対アイスランド戦が行われた。

フース・ヒディングが辞任したオランダは、これがダニー・ブリント監督の初陣。チームはグループAで3位に沈んでおり、4位トルコとの勝ち点差はわずかに2と、この試合で敗れるようなことがあると予選敗退も見えてくるという状況だった。

一方、アイスランドは難敵揃いのグループAで首位につけていた。レイキャビクで行われたオランダ戦は2-0と勝利しており、今予選におけるサプライズチームの一つだった。

敵地、アムステルダム・アレーナに乗り込んだアイスランド。ラーシュ・ラガーベック監督は全幅の信頼を置く11名をピッチに送り出したのだが、その先発メンバーの名前に特徴的な事態が発生していた。

そう、先発メンバー全員の名前の末尾が「―ソン(SON)」だったのだ!これぞアイスランドあるある!

アイスランドなどの北欧系の名前には、SONと付くケースが多い。これは「―の息子」という意味合いであるが、特にアイスランドに多い名前である。

こうしたケースは他の地域にもあり、例えば旧ユーゴ圏では名前の末尾に「―vic」と付く選手が多く、1998年ワールドカップでは旧ユーゴスラビア代表の先発メンバーがGK以外全員「―vic」だったという有名な話もある。

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Posted by KSÍ - Knattspyrnusamband Íslands on 2015年9月3日

フォーメーションはこんな感じ。ソンだらけ!

ちなみに、「―セン」の代表格であるエイドゥル・グジョンセンはこの日ベンチスタート。64分から途中出場したのだが、この日途中出場した他の選手はアルフレズ・フィンボガソン(Alfreð Finnbogason)とオウラフル・スクーラソン(Ólafur Skúlason)で、どちらも名前の末尾が「―ソン」だった。

なお、試合は0-1でアイスランドが勝利。アイスランドはこれでオランダに“ダブル”を達成し、初めてのEURO出場に大手をかけた(試合展開やオランダの危機についてはこちらから)。

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