3日、欧州各地でEURO2016予選が行われグループAで波乱が起きた。

オランダがホームでアイスランドに敗れ3位をキープし、2位チェコとの勝ち点差が6に広がったのだ。

試合前、グループAで3位に沈み、4位トルコとはわかずに勝ち点2差だったオランダ。そのため、この試合で勝利を逃すと本大会への出場が危うくなる可能性があった。

そんなオランダに早速不運が襲う。26分、新チームのキャプテンに就任したアリエン・ロッベンが負傷し交代となったのだ。

さらに直後の32分、ブルーノ・マルティンス・インディが一発レッドの判定を受けオランダは10人に。前半半ばにして数的不利という状況になっていた。

10人になったオランダに対して、アイスランドは大人のサッカー見せる。すると50分、ビルキル・ビャルナソンが果敢なドリブルからPKを獲得し、これをギルフィ・シグルズソンが冷静に沈めて敵地で貴重な先制ゴールを奪った。

この後もオランダはヴェスリー・スナイデルが孤軍奮闘するもの、なかなかゴールを奪えずタイムアップ。0-1で敗れ勝ち点を得ることができなかった。

オランダは昨年10月にレイキャビクで行われたアウェイゲームでもアイスランドに敗れており、これで“ダブル”を喫することに。オランダがワールドカップ予選やEURO予選で同じ相手に連敗を喰らうのは史上初めてのことである。

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