1874年創設とスコットランドでも屈指の歴史を誇る、ハーツことハート・オブ・ミドロシアン。

深刻な財政難により2013年に経営破綻となったことで、昨季は31年ぶりに2部を戦うことになった。そんななかでも、2部で圧倒的強さを見せつけて1年でプレミア復帰を果たした。

そのハーツがこのほど発表した新しいサードユニフォームが話題になっているようだ。それがこちら。

Puma製のユニフォームには何やらびっしりと文字が刻まれている。これはハーツサポーターたちの名前で、その数8,000人!

彼らはクラブを救う行為をしてくれたサポーターたちであり、クラブとして敬意を表す特別なユニフォームになっているという。

ハーツは前オーナーであるリトアニアの大富豪ウラジミール・ロマノフ氏から、『Foundation of Hearts』という財団がクラブの運営を引き継いだという。同財団はファンの口座から毎月引き落とされた資金によってバックアップされていたそう。

そして、同財団への寄付を申し出たファンの数は8,000人以上にも上ったそうで、彼らに対する敬意を込めたユニフォームになっているのだ。

現会長である女性実業家アン・バッジ氏は今回の試みについて、「この驚くべきユニフォーム製作に関わったクラブの全ての人間はその仕上がりに興奮しました。これは本物の勝利、勝利、勝利です!」などとコメント。

また、同財団のトップを務めるブライアン・コーマック氏は「『Foundation of Hearts』に関わる全ての人間にとって非常に誇らしく、感動的な瞬間です。このプロジェクトが実現したことを非常に嬉しく思っています」などと述べている。

当然ながらこの新サードユニフォームはコスト高だったそうだが、ホーム・アウェイと変わらない45ポンド(8,356円)で販売されるとのこと。クラブ公式でもかなりの需要があると伝えている。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介