5月9日、『BBC』は「スコットランド・プレミアリーグに所属していたハーツの株式売却が完了した」と報じた。

ハート・オブ・ミドロシアンFC、通称“ハーツ”は、2004年にリトアニアの大富豪ウラジミール・ロマノフ氏に買収されたことで戦力を増強し、チャンピオンズリーグにも出場したことで知られているクラブ。

しかし2011年には選手の給与が支払われなくなり、深刻な財政難に見舞われることとなった。そしてついに2013年6月に経営破綻。今季のリーグでは勝ち点マイナス15というペナルティを受け、既に来季はチャンピオンシップ(2部)で戦うことが決定している。

そして今回、ようやくクラブの買収手続きが完了。新たな所有者がクラブの再建を手がけることが決まった。株式の売却先は今年2月に報じられた通りビッコ・カンパニーであり、額は250万ポンドであるという。

会長となるのは1948年生まれの女性実業家アン・バッジ氏。大学で心理学を学んだ後、プログラマーとして働き、1985年にパートナーのアリソン・ニューウェルと共に『Newell & Budge』を設立。ソフトウェアのオーダーメイドやITシステムの構築を請け負う会社として成長を遂げた。

ただしアン・バッジ氏は無報酬のエグゼクティブ・チェアマンとなり、クラブの所有権は5年以内にハーツのサポーターグループによる財団に移管される予定となっている。