チェルシーは 「Living Wage employer(生活賃金雇用者)として公認された初のイングランド・プロフットボールクラブになったと発表できて誇りに思う」と伝えた。

その内容を抜粋すると、『Living Wage Foundation(生活賃金財団)からの公認は、2015年1月からチェルシーは全正規スタッフに最低でもロンドンでは時給9.15ポンド(約1700円)、ロンドン以外では時給7.85ポンド(約1459円)のLiving Wage(生活賃金)を支給することを意味する。このレートは現在の国の最低賃金である時給6.5ポンド(約1200円)より相当高いものである。』とのこと。

また、スタンフォード・ブリッジやコバムにあるトレーニング場などで働く契約社員についてもLiving Wage(生活賃金)を受け取れるようにするプロセスをスタートさせるとしており、こちらは2017年7月までに完了させる予定だという。今回の導入についてチェルシーのブルース・バック会長は「責任ある雇用主としてクラブにとってこの意義深い偉業を誇りに思う」とコメント。

さて、『Living Wage(生活賃金)』とは一体なんだろうか?

実は10月に7部のセミプロクラブであるFCユナイテッド・オブ・マンチェスターがLiving Wage導入に踏み切っている。

イギリスにおける『Living Wage・生活賃金』については上記記事を参照していただきたい。 なお、スコットランドのハーツも同賃金システム導入をこの日発表しており、この動きは英フットボール界に拡がりをみせている。

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