グラツィアーノ・ペッレに先制ゴールを許しつつも、アントニ・マルシャルの2ゴールなどで試合をひっくり返したマンチェスター・ユナイテッド。

ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグではPSVに敗れており、なんとか連敗を免れた形である。

この試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは、2得点をあげたマルシャルだった。マルシャルはこれでユナイテッドデビューから2試合連続ゴールとなり、アンディ・コールやルイ・サア、ディミータル・ベルバトフらが背負ってきた背番号9の新たな後継者として存在感を見せつけた。

個人のスキルが光ったマルシャルの2得点。一方、結果的に決勝点となったフアン・マタの3点目は、これぞ「チームプレー」と呼ぶに相応しいものであった。

というのも、このマタのゴールは45本ものパスを繋いだ結果生まれたものだったようだ。

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2分ほどかけじっくりパスを回し、40本目あたりが過ぎた頃から徐々にスピードアップ!

まさに「蝶のように舞い、鉢のように刺す」といった感じの攻撃だった。

『Opta』もこの攻撃について、「45本のパスを繋いだ」と紹介しており、これは今シーズンのプレミアリーグの試合の中で最も多多いパス数だったという(おそらく全ゴール中で)。

45本目のパスを受け取ったメンフィス・デパイのシュートがゴールポストに当たってマタのもとへ渡ったため、結果的には46本のパスだったともいえる。

また、このゴールは9人のユナイテッド選手を経由している。フィールドプレーヤーで唯一ボールを触らなかったのがこの試合のマン・オブ・ザ・マッチであるマルシャルだというのはなんだか逆におもしろい話だ。

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