スペイン1部のラージョ・バジェカーノを率いるパコ・ヘメス監督といえば、この夏クラブが獲得した中国人選手をめぐる発言が話題になった。

とはいえ、45歳の指揮官は選手たちとも呑みに行くなど気さくな一面も持っている。そして、自身はDFとして活躍したものの、チーム作りはボールプレーを中心としたかなり攻撃的なスタイルであり、リーガでも異端な存在といえる。

そのヘメスの練習風景が興味深いと話題になっているようだ。

4つの違ったタイプのボールを用いているのが分かる。左上は普通のボール、右上はGK専用のでこぼこしたボール、左下はフットサルで使うような小さいなボール、そして、右下はバランスボールのような大きなもの。

これ自体はそれほど珍しくないかもしれないが、このうちの2つを組み合わせた練習もしていた。それがこちら(動画0:35~)。

円を描くようにして並んだ選手たち。その真ん中には大きなブルーのボールが置かれており、それを目がけて手でボールを投げつけて当てるというもの。

スローインやGKスローの練習にも見えるが、まるでドッジボールのように思いっきり投げつけている選手もいる。取り組む選手たちには笑顔がこぼれており、気分転換としての意味合いもあるのかもしれない。

ちなみに、この“ボール当て”はバルセロナも練習に取り入れていたことがある。

開幕3試合では勝ちがなかったラージョだが、ここ2試合は連勝。週末にはアウェイに乗り込み、セビージャと対戦する。パコ・ヘメスの采配にも注目だ。

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