26日のドイツ・ブンデスリーガで今シーズン初ゴールを記録したハノーファーの清武弘嗣。

難易度の高い芸術的なボレーだったこともあり話題を集めているが、その翌日となる27日、J2・ロアッソ熊本に所属する実弟・功暉も兄に負けじと“芸術的”なフリーキックを決めた。

敵地で行われた第34節ツエーゲン金沢戦の90+2分、1点ビハインドのなかゴール正面で得たセットプレーのチャンス。ここを凌げば勝利に近付く金沢は5人以上を壁に並べ逃げ切りをはかった。

しかし、清武は意表をついて壁の反対側を狙う!

ゴーーーーーーーーーール!

兄を彷彿とさせる正確無比なキックをゴール右隅に突き刺し同点!試合はこの劇的なゴールにより1-1の引き分けで終了した。

値千金の同点弾を決めた功暉は1991年生まれの現在24歳。1学年上の兄と同じく正確な技術とキックを持ち味とする攻撃的MFだ。

福岡大学在学中の2012年に特別指定でJ1・サガン鳥栖の一員となりデビュー。翌年正式に加入すると、途中出場が主ながら10試合に出場した。

しかしJ1で躍進するチームの層が厚くなっていくなか出番を失い、今年7月1日にJ2・ロアッソ熊本へ貸し出されることに。この日の得点がJ初ゴールとなった先月の岐阜戦に続き、移籍後2点目となった。

弟・功暉の夢は兄と一緒に日本代表としてピッチに立つことだという。兄はここ最近、代表での存在感を失いつつあるが、ハノーファーでは今季より「10番」を与えられ巻き返しに奮闘している。

弟も兄に負けず、記事タイトルに「○○の弟」と書かなくてもいいような偉大な選手へと成長してもらいたいものだ。

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