来年ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催される五輪。

アジア最終予選は3か月後に迫っているが、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)の最終予選はひと足早く来月1日から約2週間をかけて行われる。

その開幕を目前に控えた25日、CONCACAFは出場12か国の登録メンバーを発表し、日本人の血を引くMFザカリー・エリヴォー(ニューイングランド・レヴォリューション/USA)がU-23ハイチ代表に選出された。

エリヴォーは1996年2月1日生まれの19歳。

ガンバ大阪の練習に参加した経験があるというハイチ人の父親と、日本人の母親の間に大阪で生まれた日系人だ。生後すぐにアメリカに渡り、今年5月にMLS・ニューイングランド・レヴォリューションのトップチームへ昇格した際には日本でも話題となった。

代表にはU-15アメリカ代表を経て、今年初めのU-20北中米カリブ海選手権にハイチ代表として出場。将来は日本代表入りを夢見ているとの報道もされ、手倉森ジャパン、ハリルジャパンの“秘密兵器”とも期待されたが、今回、五輪出場を目指すU-23ハイチ代表に選出された。なお、U-20大会ではセンターバックとして起用されたが、本職は守備的MFで今回も中盤登録されている。

北中米カリブ海の最終予選はアメリカ、メキシコ、カナダのシード国と中米、カリブ海の予選を勝ち抜いた12か国が2組に分かれて対戦し、各上位2チームがトーナメントへ進出。準決勝を制し、決勝へ進出した2チームに本大会への出場権が与えられることになっている。

グループA

カナダ、アメリカ、パナマ、キューバ

グループB

メキシコ、ホンジュラス、ハイチ、コスタリカ

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