『USA Today』など各メディアは、「元ブラジル代表監督のルイス・フェリペ・スコラーリ氏は、ポルトガル代表監督時代の収入を正しく申告しなかったことから、300万ユーロ(およそ4億円)の追徴課税を支払った」と報じた。
かつてジュビロ磐田でも指揮を執ったことで知られるルイス・フェリペ・スコラーリ、通称“フェリポン”は、現在中国の広州恒大で監督を務めている。
昨年はブラジル代表チームを率いてワールドカップを戦い、ネイマールを怪我で失った後にドイツに衝撃的な大敗を喫したことでも話題を集めた。
彼は2002年から2008年までポルトガル代表の監督を務めていたが、その間の200~2007年に700万ユーロの収入を申請せず、税金の支払いを逃れる行為を行っていたと告発されていた。
また、その際にはタックス・ヘイブンを経由することで多額の支払いを逃れる工作が行われていたとも報じられている。
フェリポン側は違法な行為を行ったことはないと否定していたものの、最終的には29日にブラジル裁判所との間で追徴課税を支払うことに合意した。その額はおよそ300万ユーロであるとのことだ。