来年ブラジルで開催されるリオ五輪出場をかけた北中米カリブ海の最終予選が1日、アメリカで始まった。
その開幕戦としてパナマ対キューバの一戦が行われたのだが、開始6分で生まれた大会初ゴールはなんとも“残念”な形から生まれた!
やっちまった!
味方のバックパスを大きく蹴り返そうとしたパナマのGKエリエセル・パウエルのキックが、チェイシングにきたキューバのFWマイケル・レイェスを直撃!勢いよく跳ね返ったボールは一直線にゴールネットへ吸い込まれ、先制ゴールとなったのである。
アイタタタ…
五輪は23歳以下(今年であれば22歳以下)の選手に出場資格が与えられるが、パナマは20歳以下の選手を軸に大会に臨んでいる。この年代だと大きなハンデのように思えるが、今年初めのU-20選手権で準優勝を飾り賞賛を浴びた“黄金メンバー”なのだ。
チームは7月のパン・アメリカン大会でブラジル代表と熱戦を演じるなど前評判は高かった。しかしU-20の守護神ハイメ・デ・グラシアを差し置いて先発に抜擢されたパウエルの痛恨のミスで出鼻を挫かれると、激しいプレスから縦に速い攻撃を仕掛けるキューバに大苦戦。終盤どうにか追い付いたものの、後味の悪い1-1の引き分けスタートとなってしまった。
北中米カリブ海の最終予選はアメリカ、メキシコ、カナダのシード国と中米、カリブ海の予選を勝ち抜いた12か国が2組に分かれて対戦し、各上位2チームがトーナメントへ進出。準決勝を制し、決勝へ進出した2チームに本大会への出場権が与えられることになっている。
グループ分けは以下の通り。
グループA
カナダ、アメリカ、パナマ、キューバ
グループB
メキシコ、ホンジュラス、ハイチ、コスタリカ