北米での“天地無双”の活躍により、MLS所属にして遂にイタリア代表からお呼びがかかったトロントFCのセバスティアン・ジョヴィンコ。

先月の代表戦は直前の怪我で逃してしまったが、先日行われたアゼルバイジャン戦で約1年ぶりにアッズーリの試合に復帰すると、続くノルウェー戦では10番のシャツに袖を通している。

しかし今の彼には感激の余韻に浸っている暇はない。所属するトロントFCがリーグ戦で佳境を迎えているためだ。

すぐにクラブへ戻ったジョヴィンコは14日の首位ニューヨーク・レッドブルズ戦に途中出場。ノルウェー戦からわずかに中1日であったが、またまたスーパーなゴールを決めた。

Giovinco scores magical goal vs. New YorkFrom Rome this morning, to his wonder goal clinching Toronto FC's first ever Audi #MLSCupPlayoffs spot at night. All in a day's work for Giovinco.Relive Toronto's historic win: http://soc.cr/TpVJM
Posted by Major League Soccer (MLS) on 2015年10月14日

1点リードで迎えた78分、左サイドでボールを受けドリブルを開始したジョヴィンコは、2人の間を颯爽とすり抜けると、さらにもう1人をフェイントで交わし、最後は左足でシュート!これがゴール右隅へ鮮やかに突き刺さった。

トロントはこの後1点差に詰め寄られるが、ジョヴィンコが決めた22点目のゴールが効き2-1での逃げ切りに成功。そして、4連勝で一気に東地区2位へ浮上したチームは、レギュラーシーズン2試合を残しクラブ史上初めてプレーオフ進出を決めている。

トロントは2006年の創設、2007年のMLS参入以来8年間で一度もプレーオフへ進出したことがなく、なんでもプレーオフに進出したことがないクラブの最長記録であったという。先月始めには3連敗を喫しプレーオフ進出に黄信号が灯ったが、そこから怒涛の4連勝。この間4ゴールを決め、クラブの歴史を塗り替える立役者となったのはやっぱりこの男、ジョヴィンコであった。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい