また、我々日本人にとってもUAEのクラブは情報を得にくい。それはほとんどがアラビア語だけで発信されているためである。ムーニー氏は、多言語化を進めることはSNSの拡散にも繋がると話し、重要性を強調した。
ノエル・ムーニー
(UEFAマーケティングマネージャー)
「(AFCチャンピオンズリーグの広告がアラビア語だけで展開されている)
外国人が関連してはいけない理由はない。ファンというものは世界のどこにいても次の試合を気にしているものだ。そのような人々がドバイに来ていないということはあり得ないのだ」
「(外国人スター選手が来ているのに観客数が増えないことについて)
選手に対してお金を使うことと、人々が試合に来ることは確実に関連しているわけではない。
ではどうするのか?リオネル・メッシと契約するのか?最終的にはどこに行き着くのだ?
それはすなわち、人々を試合に呼ぶという戦略にはなっていないのだよ」
「(マンチェスター・シティやレアル・マドリーなど、ビッグチームが親善試合を行いに来るが?)
ビッグクラブにはここに来ることが利益になっているように見えるね。
その試合にはかなりの人々がやってくるわけであるが、しかしそれは持続可能ではない。
テレビではなく、スタジアムに誰かを呼んで座らせても、その1試合が終わった後に何が起こっているのか?
人々の心に何が起こっているのかを理解しなければならないよ。ここに住んでいる人々がなぜスタジアムに来ないのか。
美しいサッカーを見た。それは世界最高だと証明されているものだった。しかし、人々との心の結びつきは、そこにはない。明らかに、あるべき姿では進んでいない」