イタリア・セリエAのインテルは、19日に行われた株主総会において2014-15シーズンの経営状況について発表を行った。
9月にはジェネラルディレクターを務めていたマリオ・ファッソーネ氏が突如解任となり、その理由が「無駄な損失を許したため」であると言われていたインテル。
さらにその後メディアでは「2014-15シーズンの損失が9000万ユーロ(およそ122.9億円)に至っている可能性があるに至っている可能性がある」とも伝えられ、心配されていた。
最終的に公式に発表された損失は4530万ユーロ(およそ61.9億円)。予想よりもかなり少ない額ではあるが、それでも大物選手一人を買えるだけの赤字になっているようだ。
また、以前のコーチングスタッフや選手への給与、ファイナンシャル・フェアプレー制度の違反による罰金など計上されていないものがあり、実質の赤字は7400万ユーロ(およそ101.1億円)程度になっているとのことだ。
とはいえ、会長を務めているエリック・トヒル氏は会見で「正しい方向に進んでいる」と話し、収益の増加に注目している。
エリック・トヒル
(インテル会長)
「2015年の業績は、我々が正しい方向にビジネスを進めていることを示している。収益は成長し、EBITDAはクラブにとっての重要なマイルストーンになっている。
ファイナンシャル・フェアプレーに関するコンプライアンスの必要性を意識しながら、我々はピッチ外での強力なビジネスを持ち、成功を収めるチームの構築に邁進していく」