レアル・マドリーの選手とチームドクターとの対立について、『Marca』が伝えている。
それによれば、メディカル部門のトップであるヘスス・オルモ医師と、トップチームの大多数の選手に軋轢が生じており、クラブ内の深刻な問題になっているという。
元々選手からの支持を得ていなかったオルモ氏だが、この夏にクラブはより強い権力を付与する決定をしていたそうだ。このことは選手たちに受け入れられておらず、反発してるという噂はずっとあった。
そういった選手たちの雰囲気を受けて、キャプテンであるセルヒオ・ラモスはこの件について1人1人に意見を聞いたそう。その結果、わずかな例外を除いて、ほぼ全員がオルモ氏を締め出すことで一致したとのこと。
この後のステップとしては、ラモスがクラブのCEOであるホセ・アンヘル・サンチェスと会い、この意見を伝えることだとされている。
また、同紙によれば、選手たちはオルモ氏がカルロ・アンチェロッティ前監督の解任に絡んでいると信じているという。また、選手から支持されていた理学療法士ペドロ・チュエカ氏の退団を巡って、オルモ氏とラモスはすでに衝突していたともされている。
こういった経緯があり、すでに昨季終了時に選手たちはオルモ氏の解任を求めていたそうだが、ラファ・ベニテス新体制となってクラブからは更なる権力が与えられていたという流れのようだ。