あのジネディーヌ・ジダンの次男で、U-17フランス代表の守護神を務めるルカ・ジダン。

先日行われたU-17W杯・パラグアイ戦での「トリッキーな足技」が話題を集めているが、GKとしては非常に危なっかしいプレーであり、正しい選択であったのかは賛否が分かれるところであろう。スペインの有力紙『Diario As‎』は「ジダン息子の狂気、イギータのプライド」というタイトルで、このシーンの動画を紹介している。

イギータとはもちろん、レネ・イギータのこと。

1990年代にカルロス・バルデラマ、フレディ・リンコンらと一斉を風靡したコロンビアを代表するGKだが、まだバックパスが可能だった時代にボックスを飛び出した挙句奪われて失点したり、1995年のイングランド戦で伝説の「スコーピオン」をやってみたりと、サッカー界では半分“ネタキャラ”扱いをされている人物である。

ルカの母親はスペイン人で、長男エンツォはかつてU-15スペイン代表でプレーしているが、兄はその後フランスに鞍替えしており、そんな経緯もあってスペイン側からするとちょっと面白くないのかもしれない。

実際、ルカのスペイン語版のWikipediaは「Luca Zidane」ではなく、母親の姓をとった「Luca Fernández」となっている。

とはいうものの、『Diario As‎』は今夏行われたフットサルのエキシビジョンマッチに父親らと一緒に出場するルカの映像も紹介。

シャペウやエラシコ、ルーレットなど高度なテクニックを自在に操るルカを「文句なしに父親の遺伝子を受け継いでいる」と賞賛している。

ちなみにルカは2006年W杯決勝のPK戦で父親が見せたパネンカ(クッキアイオ)を披露したこともある。

「なんでGKやってるのよ」、と言いたくなるほどのテクニックだ。

ルカがゴールマウスを守るフランスは既に決勝トーナメント進出を決めているが、現地時間25日にグループ首位通過をかけシリアと対戦する。