『FourFourTwo』は「オーストラリアサッカー連盟(FFA)の取締役会は、ウェリントン・フェニックスのAリーグライセンス延長を許可しないことを決めた」と報じた。
2007年に解散したニュージーランド・ナイツの後継チームとして設立されたウェリントン・フェニックス。
オセアニアサッカー連盟の所属でありながら、アジアサッカー連盟管轄下のAリーグに越境参加するという世界でも珍しいクラブである。
今夏はオーストラリア代表FWネイザン・バーンズがFC東京へと移籍したことでも知られている。
現在のオーナーグループが結んでいるフランチャイズ権契約は2015-16シーズン終了までとなっており、それを10年間延長するための交渉が進められていた。
しかし、FFA取締役会はウェリントン・フェニックス側が提示した条件が基準を満たしていないという判断を下したことが明らかになった。
なお、これによって来季以降ウェリントンがAリーグで戦えないわけではなく、参加契約上では連盟の許可を得た上で2020年まで参加できる。
デイヴィッド・ギャロップ
(オーストラリアサッカー連盟CEO)
「FFAは、ウェリントンのフランチャイズにおけるサッカー面の開発、選手の経路、商業的要因、放映権契約、そして長期的な展望を慎重に評価している。
ライセンスの10年間延長という申請については、Aリーグの今後の成長を考えた上で、基本的な参加要件を満たしていない」