先週末行われたポルトガルリーグの大一番ベンフィカ対スポルティング戦。
試合はベンフィカのホームであるエスタディオ・ダ・ルスで行われたのだが、選手を迎えるキックオフ前の演出が最高に素敵だった。
キックオフを直前に控え、ピッチに登場したのはエミレーツ航空のキャビンアテンダント(CA)たち。
エミレーツ航空といえばアーセナルやレアル・マドリーといったビッグクラブとスポンサー契約を結ぶだけでなく、ワールドカップの公式パートナーを務めなどサッカーとも関係が深い企業である。
ワールドカップなどの国際イベントの表彰式ではCAの女性がメダル授与のお手伝いをすることもあり(衣装を着たコンパニオンの可能性もあるが)、この衣装はサッカーファンとしてもお馴染みの格好であろう。
実は、ベンフィカも今シーズンより3年契約でエミレーツ航空と胸スポンサー契約を結んでいるのだが、なぜスポルティングとの大一番の試合前にCAの女性たちが登場したのだろうか?
CAが登場すると、スタジアムにはアナウンスが流れ始める。そこで話されている内容は以下の通りである。
「エミレーツ航空はエスタディオ・ダ・ルスの皆さまを歓迎いたします。
皆さまの情熱は我々にとって非常に重要であります。したがって、これから始まる説明にしっかりとご注意いただきますようお願いします。
このスタジアムには32の通用口があり、6万5000人のファンの皆さまがいらっしゃり、そしてゴールが2つあります。
試合時間は90分で、45分になると15分の小休止があります」
アナウンスに合わせ、なにやらボディランゲージをし始めるCAたち…。
お気付きだろうか?
実はこれ、機内で流れる「安全ビデオ」をモチーフとした試合前の演出なのだ。