リオネル・メッシが長期離脱を強いられるなか、バルセロナを支える“S”と“N”――。

もちろんその2人は、ルイス・スアレスとネイマールである。

両選手はここまで得点を量産しており、全コンペティションであげたゴール数はスアレス12、ネイマール11。バルセロナの総得点の2/3近くをこの2選手が記録しており、まさにチームの「生命線」となっている。

そんなこのセットは、4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグBATEボリソフ戦に揃って出場。ともにゴールをあげ、さらにはお互いのゴールにアシストし合うという相変わらずの相性の良さを見せた。

そんなこの試合で生まれたルイス・スアレスのゴールが、なかなか玄人好みのものだった。改めて見てみよう。

1-0で迎えた60分、BATEの攻撃を凌いだバルセロナはカウンターを開始。するとセルヒオ・ブスケツを経て左サイドに張っていたネイマールへとボールが渡るのだが、ここからいとも簡単にゴールを奪って見せる。

ネイマールが中で待っていたスアレスへとグラウンダーのパスを送ると、あっと言う間に追加点をゲット。またもや“S”と“N”でゴールを割った。

このゴールは、特段スペクタクルなものではない。かつて、アンドレス・イニエスタがチェルシー戦で決めた劇的なものでも、昨シーズンにリオネル・メッシがジェローム・ボアテングを“アンクルブレイク”させたようなスペクタクルさもない。

しかし、このゴールにはスアレスがスアレスたる所以が隠されている。

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