ネイマールからパスが送られた瞬間、スアレスの周辺はこのような位置関係であった。

スアレスに対して目の前に1人がついている。

マークは1人だが、人数的にはバルセロナ選手が3人であるのに対しBATEの選手は6人。攻撃が遅れれば遅れるほど相手選手がスアレスのもとに寄ってくることが予想される。

そのため、スアレスが選んだのは「手数をかけずシュートを狙う」ための手段だった。

スアレスはワンタッチで対峙していたネマニャ・ミルノヴィッチをかわしにいくのだ。この発想がいかにも南米のストライカーらしい。

右足でトラップをしたスアレスは、対峙していたミルノヴィッチの逆を突き左の方向へとトラップ。

トラップの瞬間、スアレスはすでに屈んで体重を左の方へと移動させている。

トラップの時点でこの状態である。トラップする前からこのプレーを選択していたことが分かる。こうして、あっさりミリノヴィッチをかわしたのだ。

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