15日、セリエB第13節が行われサレルニターナはノヴァーラ相手に1-0で勝利した。

この勝利で残留プレーオフ圏内の19位から抜け出し17位と上昇したサレルニターナ、2試合連続でゴールをあげているのがFWアルフレード・ドンナルンマだ。

3トップの左右、中央問わずプレーできる選手で、地元カターニアの下部組織出身。2009-10シーズンには元日本代表FW森本貴幸と同僚であった。

昨シーズン、テラモで22得点をあげ今夏の移籍市場でサレルニターナへ加入していたがこれまで不発、ようやく実力を発揮できるようになってきた。

ドンナルンマと言えば、ミランのGKジャンルイージ・ドンナルンマが話題だが、彼の兄弟はアントニオ(ジェノア)であり血縁関係はない。だが、ジャンルイージ登場前はドンナルンマと言えばアルフレードであり、彼の存在も忘れてはならない。

さて、今回はこの「ドンナルンマ」という姓を紹介したいと思う。

イタリアでは姓は35万種類あるというが、接尾辞によって地域性が表れるという。例えば、ボッリエッロ(-iello)ならカンパニア州、ドナーティ(-ati)ならロンバルディア州出身という意味だ。しかし、その一般的な接尾辞にドンナルンマの(-mma)は含まれていない。

また、姓の頭にDiやDelがつくケースもあるが、こちらにも勿論該当していない。サッカー選手にちなんだもので言えば、ディ・リーヴィオ(Di Livio)、ディ・マッテオ(Di Matteo)、ディ・ナターレ(Di Natale)などだ。

これは推測になってしまうのだが、「ドンナルンマ」とは「ルンマの女(Donna)」というのが語源ではないかと思われる。そんな珍しい姓にも関わらずイタリアには現在少なくとも5名以上のドンナルンマがサッカー選手として活躍しているのだから驚きだ。

イタリアだけでなくアメリカ、イギリスなどにも広がっているというドンナルンマ姓。最後にこの名前を発音する動画があるので紹介しよう。正しく言えるかな?

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