5日(日本時間6日早朝)、2015-16シーズンのセリエBが開幕した。
セリエBは、先日お伝えした通り、参加チームが決まらずにチーム名をX、Yで置き換えて日程を発表していた。
イタリアではここ半年たびたびお伝えしてきた通り、パルマが破産。かつての名門は「パルマ・カルチョ1913」としてセリエDから再出発することになった。
さらには、8月20日になって森本貴幸の古巣カターニア、さらに3部のレーガ・プロから昇格したばかりのテラモが八百長疑惑に伴う処分で揃って降格。その代わり昨季セリエBで18位のヴィルトゥス・エンテッラが残留し、レーガ・プロのグループBでテラモに次ぐ2位だったアスコリが昇格することになっていたのだが、カターニアやテラモらが裁定に不服を訴えたことでいまだ参加クラブが確定していなかった。
結果的に、カターニア、テラモの訴えは退けられている。最終的には、以下のようになった。
セリエAからセリエBへ
カリアリ、チェゼーナが降格
セリエBから降格
セリエB20位のブレシアが残留
八百長のカターニア、19位のチッタデッラがレーガ・プロへ降格
21位のヴァレーゼが破産に伴いセリエEから再出発
レーガ・プロから昇格
テラモのセリエB昇格が見送られ今季もレーガ・プロへ残留
グループA優勝のノヴァーラ、グループBでテラモに次ぐ2位だったアスコリ、グループCで優勝のサレルニターナ昇格
昇格プレーオフ優勝のコモが昇格
ちなみに、こうした混迷からは想像しがたいが、今シーズンのセリエBでは第3節か4節以降にフェアプレー精神を見せた選手に対してポジティブな意味を持つグリーンカードが提示されることを予定している。