先週末にセリエAが開幕したイタリア。開幕節では4連覇中の王者ユヴェントスがウディネーゼにホームで敗れるという波乱があった。

また、日本人選手が所属するミラノ勢は、本田圭佑のミランがフィオレンティーナに0-2で敗れた一方、長友佑都のインテルは終了間際にステヴァン・ヨヴェティッチの決勝弾でアタランタに1-0勝利と明暗がくっきり分かれている。

そして25日、来月6日に開幕するセリエBの日程がようやく発表されたのだが、これがまた何ともイタリアらしい“カオス”なものだった。

開幕戦のカードがこちらである。

今季も22チームによる2回戦総当たりで行われるリーグ戦。前半戦のカードがホームとアウェイを入れ替えて後半戦もそのまま行われるため、左右に9月6日の1節と来年1月16日の22節を表す数字が入っている。

ただそんなことよりも、注目は一番下のカード。「X」と「Y」の試合である。

2節も、

3節にも、「X」と「Y」。

これはもちろん、そういった名前のクラブではない。開幕まで2週間という段階で、まだ参加するクラブが2つ決まっていないのだ。

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