英国『Mail Online』は、セリエBで「グリーンカード」が導入されるだろうと伝えた。
退場を通知するのはレッドカード、警告を宣告するのはイエローカードである。では、グリーンカードは何を選手に伝えるのだろう。
記事によれば、イエローカードやレッドカードが選手に対する罰則のシグナルであるのに対し、グリーンカードはスポーツマンシップに則った好意的なプレーへの報酬であるという。
セリエBでは今週、フェアプレーをより奨励するための新たなスキームを取り入れるようで、グリーンカードの導入もその一環であるそう。
イタリア『La Stampa』によれば、グリーンカードの対象となるプレーは例えば相手チームの選手に負傷者が出た場合にボールを外に出すといったもの。いずれにしても、スポーツマンとして賞賛されるプレーが対象であるようだ。
しかし、グリーンカードを受けた選手にはフリーキックやPKが与えられるわけではない。グリーンカードの一義的な目的はあくまで紳士的なプレーであったことを讃えることであるからだ。
そして審判たちは、シーズンを通してどの選手が最もグリーンカードを受けたのかをリストに記載することになっているようだ。
しかし、そういったリストに掲載されることで選手たちにどのようなインセンティブがあるのかは未だ明らかになっていない(そこが一番重要な気もするが…)。
こうした新しいルールは他にも検討されており、UEFAは「ホワイトカード」の導入を提唱している。