不調に苦しむチェルシーにあって、ブラジル人MFウィリアンはフリーキックの才覚を発揮するなど気を吐いている。なかでも、先月のサウサンプトン戦で決めた一撃はかつてのレジェンドであるジャンフランコ・ゾラにそっくりだと話題になった。

ポジションは少し違うが、軌道、そして喜び方は一緒!

魔法のようなプレーからイングランドでは“マジックボックス”とも呼ばれたゾラにとって、フリーキックは得意技でもあった。その彼が公式HP上で、ウィリアンのFKについて語っている。

ジャンフランコ・ゾラ(元チェルシーFW)

「イングランドに来る前に、イタリアでああいう形で2度か3度得点しているよ。

GKがクロスボールを予測するからいいんだよね。もしその軌道を素早く読めなければ、相手は何もできない。

それが、自分が得点し、ウィリアンも得点できた理由さ。

あれはたくさん練習しなければならない。簡単に飛び過ぎてしまうので、きちんと蹴るためには多くの練習が必要なんだ。

GKはボールが自分のもとに来る前にタッチ(誰かがボールに触れること)にも気を配らなくてはならない。GKの前には多くの選手たちがいて、ほとんど何もできないんだ」

「(蹴る位置が違っても?)ウィリアンは同じ技術でフリーキックを蹴る。

オスカルもいいフリーキッカーだね。昨季、彼がスペシャルなフリーキックでいいゴールを何度か決めたのを見たよ。彼もいいテクニックを持っている」

また、ゾラはフランク・ランパードとともに相当多くのフリーキック練習を行っていたことも明かしている。ゾラからお墨付きを貰ったウィリアン。フリーキックの際は要注目である。

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