窮地に立たされていたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督。

ディナモ・キエフとのCLの結果次第では解任の可能性も考えられたが、チームは苦しみながらも2-1と勝利。スタンフォード・ブリッジのサポーターからはモウリーニョ監督に向けた連帯の意思を示すチャントも聞こえてきた

さて、そんなこの試合でモウリーニョ監督を救ったのがブラジル人MFウィリアンだった。

この試合、相手選手のオウンゴールで先制したチェルシーだったが、78分にアレクサンダー・ドラゴヴィッチにゴールを許し、1-1に追いつかれる。モウリーニョ監督に残された時間はそう多くはなかったが、直後の83分、ウィリアンが直接フリーキックを決め2-1と逆転したのだ。

結局チェルシーはこの1点を守りきり勝ち点3をゲット。モウリーニョ監督はウィリアンについて試合後、“phenomenal(驚異的だ)”と形容した。

まさにモウリーニョ監督を救ったそんなウィリアンだが、今シーズンのCLではこれが3点目。そして驚くべきことに、その全てのゴールが直接フリーキックである。

チームにはフリーキックが上手いオスカルもいるが、ここ最近はすっかりプレースキッカーとしての名声を手にしつつあるウィリアン。今季のCLで決めた3本のサクッと見てみよう。

第1節:マッカビ・テル・アヴィヴ戦(15分)

第2節:ポルト戦(45+2分)

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