ギリシャ・スーパーリーグのパナシナイコスで会長を務めているヤニス・アラフォウツォス氏は、クラブ公式サイトで辞任の意向を表明した。
21日に行われたギリシャ最大の試合、パナシナイコスとオリンピアコスとのアテネ・ダービーは、ファンの暴動が発生したことによって放棄されることになった。
サポーターはウォームアップの際にも選手に対して爆竹を投げつけるなどの危険な行為に及んでいたほか、試合が中止になった後もスタジアム外で暴動を続け、警察と衝突していた。
2012年からパナシナイコスの会長を務めているヤニス・アラフォウツォス氏は、これらの行為に対して抗議すると共に、辞表を提出することを明らかにした。
ヤニス・アラフォウツォス
(パナシナイコス会長)
「明日、私は辞表を提出するために委員会を招集する。パナシナイコスがチャンピオンシップに参加し続けるべきかどうかを検討する案も、委員会に提案するつもりだ」
また、オリンピアコスに所属しているスペイン人GKのロベルトも、クラブ公式サイトでファンの行動を非難している。
ロベルト
(オリンピアコスGK)
「サッカーやスポーツとは何の関係もない、起こるべきでないことが再び起こってしまった。
誰もが見たいと思っていたのは試合である。非常に良いチームが対戦するのを待っていた。しかし、それは起こった。正常な範囲を超え、禁止されるべきことを行う1部の熱狂的なファンによって。
我々はパナシナイコスの選手に、クラブに、ファンに深い敬意を抱いている。我々はサッカーを氏に来たのだから、非常に残念だ。サッカーがしたかった。お互いに戦いたかった。
試合が中止されたことにとても落胆している。サッカーとは何の関係もないことが行われたために」