イングランド2部リーグ「フットボール・リーグ・チャンピオンシップ」で、シーズン開幕から上位につけるチームがいる。

ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンである。

1901年に創設されたブライトンは、イースト・サセックス州を本拠地とするクラブだ。エンブレムにも描かれているカモメがシンボルであり、チームの愛称は“The Seagulls”。

監督は2012年から2014年までノリッジを率いていたクリス・ヒュートンであり、今シーズンからはフラムなどで活躍したFWボビー・ザモラが加入している。

さて、そんなブライトンは同リーグで現在2位につけている。勝ち点35は首位ハルと同じであり、シーズン序盤から上位争いをリードしている形だ。

実際にフットボール・リーグ・チャンピオンシップの順位表を見てみると…

この通りブライトンは2位であるのだが、L(負け数)の列にご注目。

そう、ブライトンは第17節を終了した同リーグにおいて未だ無敗を継続しているのだ。

本来、無敗のチームというのは圧倒的な成績でリーグテーブルの首位を走っていることが多い。しかし、ブライトンのここまで17戦の成績は9勝8分0敗。勝ち数と引き分け数がほぼ同数でありながら、自動昇格圏内である2位に位置しているのだ。

引き分け試合数8というのは、全22チームの中で最多の数字である。無敗でシーズンを終え勝ち数と分け数がほぼ同じで昇格を決めれば、かなりレアなケースとなるかもしれない…。

もともとブライトンは、第6節から第15節にかけて首位に立つなどロケットスタートを見せていた。しかし、第8節から第10節にかけて3試合連続で引き分けに終わると、直近の5試合のうち4試合でもドローになるなどここ最近はやや停滞気味である。

年内のうちにバーミンガム、ダービー、ミドルズブラと上位チームとの対戦が続くブライトン。無敗のままシーズンを終えるという偉業を成し遂げることはできるだろうか?

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