『Tuttosport』は「ACミランは、チェゼーナに所属しているステーファノ・センシを1月に獲得し、来季ジェノアに貸し出すというプランを構築している」と報じた。

ステーファノ・センシはイタリアU-20代表でプレーしている期待のMFで、国内外の多くのクラブが注目しているというタレント。

1995年生まれの20歳と若く、小柄であるが巧みなゲームメイクをすることから「次のヴェッラッティ」と呼ばれている有望株だ。

イングランド・プレミアリーグのクラブもその才能に目を付けているとのことで競争は激しいものの、ミランはアドリアーノ・ガッリアーニCEOがいち早く代理人と接触しており、優位性を保持しているという。

その中で彼らが立てているプランは、この1月の間に700~800万ユーロ(およそ9.1~10.4億円)でセンシをいち早く獲得し、2016-17シーズンにはジェノアにレンタル移籍させてセリエAでの経験を積む機会を与えるというものだそうだ。

ジェノアもセンシに興味を持っているクラブの一つであり、これは両クラブの間で策定された戦略であるとのことだ。

ミランは彼の保有権を早く確保でき、もし使えなかったとしてもリッカルド・サポナーラのように売却益を得る契約を結んでおくことも可能。ジェノアはセンシを起用でき、ミラン側の方針転換があれば獲得出来るかもしれない。

どちらのクラブにとっても利益があるものになりそうだが、問題はもちろんセンシ自身の判断である。

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