ブンデスリーガ15節、ケルン対アウクスブルク戦でこんな場面があった。
後半10分すぎ、ケルンがPKを獲得すると…。
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アウクスブルクのGKマーヴィン・ヒッツはダニエル・シーバート主審に何か話しかけつつ、体をねじねじ回転させていた。注目は足元。ペナルティスポット付近をスパイクで荒らしていたのだ。
その直後、軸足を滑らせてしまったケルンFWアントニー・モデストのPKを止めたヒッツは大喜び。
モデストはヒッツが荒らしていたまさにその場所で足をとられているようにも見える。むろん、キッカーは蹴る前に軸足を踏み込む場所を“整地”するはずだが…。
大きなピンチを凌いだアウクスブルクは、この6分ほど後に決勝点を奪い敵地で1-0の勝利を掴み取った。
ただ、28歳のスイス人GKがやったこの行為は物議を醸しているようだ。
『kicker』によれば、スポーツマンシップに欠けるとして、議論を巻き起こしているという。この件について、ヒッツ本人は「戦いの最中に起きたことだ。誰もが見た。あれはペナルティじゃなかった。自分はキッカーを混乱させようとしたんだ。そして、PKは入らなかった」としつつ、もうやらないとも述べていた。
一方のモデストはこれで617分間ゴールなし。後半30分に大迫勇也との交代でベンチに下がった際にはブーイングも浴びていたそうだ。